南陽高市役所部、新たな挑戦 5期生、地元の味のおにぎり開発などプロジェクト2本立て

自己紹介や活動方針を説明する南陽高市役所部の5期生たち=南陽市役所

 南陽市の地域活性化に一役買う「南陽高市役所部」の5期生が新たなプロジェクトを進めている。地元の味にこだわったおにぎり商品の開発と、中高年と一緒に市内を巡るバスツアー企画の2本立て。5期生が12日、同市役所を訪れ、白岩孝夫市長と懇談し意気込みなどを語った。

 市役所部の部員は1~3年生各7人の計21人。「市役所部に入りたくて入学した」という1年生もいるほどで、過去の市役所部は一つのプロジェクトを実行してきたが、今回初めて二手に分かれて活動することにした。市の補助金を活動費に充てる。

 この日は20人の部員が市役所を訪れ、部長で3年の山口莉杏奈(りあな)さん(17)をはじめ1人ずつ自己紹介。続けて、プロジェクト代表が現状を報告した。

 おにぎり班は市特産のオカヒジキと、ラーメンの風味を生かした2種類の商品化を目指す。市内のおにぎり店の協力を得て、試作の段階にあり「オカヒジキおにぎりは焼きのりを巻くか、中に梅干しを入れるか考えている。一方のラーメン味はおにぎりの形にするのが難しく模索中」とした。8月末の販売を予定しているという。

 一方、バスツアー班は市外や県外在住の60代以上をターゲットにした商品を提案。10月中の開催を見据える。中身は高校生と一緒に芋煮会を楽しむほか、熊野大社でオリジナルのお守り作り、赤湯温泉街を巡るカードラリーといった体験重視のプログラムを計画する。「参加費の設定などはこれから。そもそも県外の人にどうPRするかを含めて検討中」とした。

 説明を聞いた白岩市長は「取り組みは学習の一つであり、失敗してもいい。失敗から学ぶことは多い。経験を通して成長し、地域を担う人になってほしい」とエールを送った。

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