赤レンガ倉庫でミッフィー展始まる 原画やスケッチ300点

 2015年に誕生60周年を迎え、世界中で愛されている絵本のキャラクター、ミッフィー。原作者ディック・ブルーナさんが描いた絵本の原画やスケッチなど約300点を紹介する「ミッフィー展」が、横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区)で30日から始まる。29日には絵本の読み聞かせ会が会場で開かれ、報道陣に展示の一部が公開された。

 読み聞かせを行ったのはフリーアナウンサーの加藤綾子さん。事前の募集で集まった子どもたちにミッフィーシリーズの第1作「ちいさなうさこちゃん」などを読み聞かせた。

 ミッフィーは日本で初めて紹介された際、「うさこちゃん」と翻訳された。現在親しまれている姿は第2版のもので、描き直される前の第1版ではシルエットなどが微妙に異なる。会場には両方の原画を初めて並べて公開している。「こういう過程を経て今のミッフィーちゃんになったんだな、と興味深かったです」と加藤さん。

 他に、誕生60周年を記念して21組の絵本作家やイラストレーターらが描いたミッフィーも並ぶ。

 8月24日まで。午前10時〜午後7時。一般千円、高校・大学生700円、中学生500円、小学生300円。問い合わせは、ハローダイヤル03(5777)8600。

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