多摩川彩る花火の競演 都県境で20日

 多摩川の夏の夜空を彩る「川崎市制記念多摩川花火大会」が20日、同市高津区諏訪の二子橋下流河川敷で開かれる。市や市観光協会など主催で75回目。今年も東京側の上流で世田谷区たまがわ花火大会が同時開催され、スターマインや音楽花火など計1万2千発の光の大輪が空を染める。

 今年の見どころとして、市民の花ツツジと区の花サギソウを模した花火が、それぞれ対岸で上がる。夏らしい曲に合わせた「ハナビリュージョン」や、富士山の形をした100メートルのナイアガラなど、約1時間で6千発が川崎側で打ち上がる。世田谷側の大型スターマインなども楽しめる。

 打ち上げ地点に近い川崎の有料協賛席(パイプいす席5千円など)では、ご当地アイドル「川崎純情小町☆」のステージも行われる。

 打ち上げは午後7時から。付近の交通規制は原則午後5時から9時半まで。荒天中止。協賛席の問い合わせはチケット販売事務局電話045(232)4922、当日の開催確認は電話(0180)993932、全般的な問い合わせは、サンキューコールかわさき電話044(200)3939。

© 株式会社神奈川新聞社