駅名標に「元町・中華街」も表示 JR石川町駅

 JR東日本横浜支社は9月15日から、京浜東北・根岸線の石川町駅ホームの駅名標に「元町・中華街」の表記を加える。同線と横浜線の車両のドア上に設置しているモニター画面にも表示。同支社は「駅名だけで分かるようにすることで利便性を高めたい」としている。

 同支社によると、石川町駅から横浜中華街までは徒歩約5分の距離にあるが、駅名に表記がないため、一部の利用客には十分周知されていなかった。横浜高速鉄道みなとみらい線に元町・中華街駅があることから横浜駅で乗り換える人も少なくなく、乗り換えの手間を省くためにも追加の記載を決めた。石川町にかっこ書きで元町・中華街の表記を付け加える形となる。

 正式な駅名は石川町駅のままとし、切符売り場などで掲示する路線図上での表記も現状通りという。

 同支社管内ではすでに小机駅の駅名標に「日産スタジアム下車駅」とかっこ書きで表示している。石川町駅からも中華街まで便利に行けることを知ってほしいとする同支社は「石川町駅側と元町・中華街駅側、それぞれにいろいろなお店があるので、使い勝手の良い方を選んでもらえれば」と話している。

© 株式会社神奈川新聞社