朝弁慶関らに大歓声 17年ぶり大相撲夏巡業

 大相撲の夏巡業が25日、平塚市大原のトッケイセキュリティ平塚総合体育館で始まり、約3700人が力士の激しいぶつかり合いに歓声を上げた。JAバンク神奈川の主催で、26日まで。

 1999年7月の平塚七夕場所以来、市内では17年ぶりの開催。地元出身の十両・朝弁慶関、綱とりを期待される大関・稀勢の里関にはひときわ大きな声援が寄せられた。朝弁慶関が荒鷲関を寄り切りで破ると、場内から割れんばかりの拍手が送られた。

 孫がまわし姿で幕内力士に挑む稽古に出場したという市内の奥谷忠弘さん(75)は「生で見るのは初めて。激しくぶつかる音など迫力が違う。巡業ならではの楽しみもあっていい」と満喫していた。

 26日の当日券の発売はないが、毎年恒例の高砂部屋による夏合宿が市総合公園内で行われている。同日から3日間、午前8時ごろから公開朝稽古を披露(朝弁慶、朝赤龍の両力士は28日のみ参加予定)、27日にはちびっこ相撲とちゃんこ試食会(先着100人限定)が実施される。

 朝稽古の問い合わせは、市総合公園課電話0463(35)2233。

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