同僚警官に銃口 元巡査長を不起訴処分

 同僚の警察官に実弾入りの銃口を向けたとして銃刀法違反(加重所持)容疑で書類送検された藤沢署の元巡査長の男性(32)について、横浜地検は25日、不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。

 元巡査長は1月中旬から5月下旬の3回にわたり、同署の30代の男性巡査が勤務する藤沢市内の交番で、拳銃を取り出して銃口を向けたとして、7月に県警に書類送検されていた。

 県警によると、元巡査長は「先輩として指導している中で、気合を入れるために向けてしまった」と容疑を認めていた。県警は送検時に停職6カ月の懲戒処分とし、元巡査長は依願退職している。

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