経路ミス報告怠る 運転手を停職処分 川崎市交通局

 川崎市交通局は1日、市バスの運行ミスを報告しなかったとして鷲ケ峰営業所(宮前区)所属の男性運転手(54)を停職6カ月の懲戒処分にした。運転手は同日付で依願退職した。

 同局によると、運転手は8月17日午前10時50分ごろ、生田駅発鷲ケ峰営業所行きバスを運転。生田高校入口交差点を左折すべきところを誤って直進し、ミスに気付いても本来の経路に戻らず、勝手に運行経路を変更。運行管理者への連絡も怠っていた。

 運転手は過去にも停職2件、戒告1件などの処分を受けており、今回について同局は「総合的に判断し処分した」としている。

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