アップデート@川崎スポーツ ものづくり全力応援

 実車版「ミニ四駆」と一緒に首位をダッシュだ−。現在J1で1位の川崎フロンターレは10日、ホーム等々力陸上競技場(川崎市中原区)にアビスパ福岡を迎える。当日は「川崎ものづくりフェア」と銘打ち、工業の町ならではの多彩な企画を用意している。

 メインイベントはタミヤ社の自動車模型・ミニ四駆を人が乗れる実寸大とした特製車の実走だ。展示されるほか、試合のハーフタイムにはトラックを走る。対戦するのは、日大藤沢高校出身で元プロ野球選手の山本昌さんだ。山本さんはプロ級の腕前とされるラジコンでレースに挑む。

 ほかにもロボット操作体験やロボットサッカーの実演、乾電池や配管水鉄砲、バナナスタンドや一輪挿し、金属ミニカーやキーホルダーなどの工作教室が開かれる(一部有料)。段ボールの迷路や滑り台などを楽しめるコーナーもある。

 キットや材料の提供、講師を務めるのは市内のものづくり企業が中心だ。人口増に伴い準工業地域の宅地化が進み、工場と周辺住民との「顔の見える関係づくり」を進めていた企業側と、地域一帯で地元を盛り上げたいフロンターレ側がタッグを組み、川崎らしさ、川崎の良さを知ってもらおうと企画している。

 担当スタッフの高尾真人さんは「フロンターレは思い出づくりだけではなく、ものづくりも全力で応援していきます」と来場を呼び掛けていた。午後3時半から。問い合わせは、フロンターレ電話(0570)000565。

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