小林多喜二囲むエキストラ募集 母描く映画、27日撮影

 来年1月公開予定の劇映画「母 小林多喜二の母の物語」で、製作会社が厚木市七沢での撮影(今月27日予定)に参加するボランティアエキストラを募集している。

 場所は、プロレタリア作家・小林多喜二が実際に滞在し小説「オルグ」を執筆したことで知られる福元館で、募集人数は25〜40歳の男性25人、女性3人。ゆかりの建物を多喜二の東京の自宅に見立て、特高警察に拷問され殺された多喜二の遺体を囲む友人らに扮(ふん)してもらう。

 希望者は、年齢、身長、髪の形や色、連絡先を明記し、製作の「現代ぷろだくしょん」にファクス03(5332)3992、または電子メール(takijinohaha@yahoo.co.jp)で連絡する。

 当日は現地集合・解散で、交通費は出ない。映画は三浦綾子さんの原作で、山田火砂子監督、主演は寺島しのぶさん。

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