高齢者110人カット 理容ボランティア 

 敬老の日(19日)を前に県理容生活衛生同業組合(船津博司理事長)は12日、川崎市高津区下作延の養護老人ホーム「川崎市恵楽園」で散髪や顔そりなど理容ボランティアを行った。

 全国の理容店主が組織する全国理容連合会が9月の第2月曜日を「理容ボランティア」の日と定めて、8年前から全国一斉に活動している。

 恵楽園では市内の理容師ら33人が入所のお年寄り約110人に無料で散髪や顔そりを行った。お年寄りたちは「男前になった?」と職員に話し掛けたり、「清々した」と感謝していた。顔そりをしてもらった女性は「自分でするのと違って気持ち良かった」と笑顔だった。

 同組合広報部長の嘉山兼則さんは「川崎では40年前から毎月、ボランティアを行っている。今後も社会貢献の一環として続けていきたい」と話していた。

© 株式会社神奈川新聞社