高齢者のために消費生活特別相談 相模原市が電話窓口を開設

 相模原市などが定める9月の「高齢者被害防止キャンペーン月間」に合わせ、市は14日から16日までの3日間、高齢者のための消費生活特別相談の電話窓口を開設する。国家資格を持った専門の相談員が対応する。

 市によると、近年、高齢者の消費トラブル相談の件数が増加。消費生活センターに寄せられる相談を年齢別に見ると、70歳代以上が最も多く20%を超え、60歳代を合わせて約35%を占めている。健康や孤独の不安をあおり、高額な健康器具や商品などの契約を結ぶトラブルが多発しているという。

 市は高齢者本人への注意喚起とともに、「家族など身近な人が日ごろから関心を持ってほしい」と、見守りを呼び掛けている。

 電話相談は午前9時から午後4時まで。市消費生活総合センターの相談専用電話電話042(776)2511。

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