横浜市内の障害者グループホームで、運営する社会福祉法人の男性職員(53)が入所者の預貯金計約470万円を使い込んでいたことが14日、分かった。同法人は「あってはならないこと。再発防止に努めたい」と話している。
同法人や市によると、職員は2005年に採用され、市内各地で運営する複数のグループホームの統括を5年前から担当。入所者から預かった通帳のうち、7人分から2年間で計約470万円をギャンブルなどに充てていた。
ことし4月に担当替えとなった際、後任者へ通帳の引き継ぎなどがなされなかったため発覚。同法人は市に報告するとともに警察に相談、職員は懲戒解雇したという。
被害者には謝罪と弁済を行い、6人と示談が成立。残る1人とも示談に向けて協議中としている。