みこし渡御に五穀豊穣祈る 伊勢原大神宮例大祭

 伊勢原市伊勢原の伊勢原大神宮の例大祭が18、19の両日、開かれた。みこし渡御が行われ、神職や氏子が国家繁栄、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈った。

 同神宮は伊勢原の地名の由来となったことでも知られる。江戸時代初期、一帯を開墾した山田會右衞門が故郷の伊勢の伊勢神宮から勧請(かんじょう)し、創建された。

 19日はあいにくの小雨が降る中だったが、みこし渡御では、みこしをビニールのカバーで覆って、小田急線伊勢原駅周辺を練り歩いた。オーストラリアから家族で観光に来たベラ・キャシディさん(8)は子どもみこしを担ぎ、「とても楽しかった」と笑顔で話していた。

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