ベイ、CS初進出

 プロ野球セ・リーグの横浜DeNAベイスターズは19日、本拠地の横浜スタジアム(横浜市中区)での広島戦に3−1で勝ち、4試合を残して3位以内を確定し、球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

 上位3チームで日本シリーズの出場権を争うプレーオフ制度のCSは2007年に導入されたが、横浜DeNAは12球団で唯一出場できていなかった。3位以内に入るのは、3位でシーズンを終えた横浜時代の05年以来。試合後には就任1年目のアレックス・ラミレス監督(41)が「選手たちが諦めずに下を向かずに戦ってくれた。ファンの皆さんにも100パーセントの応援をしていただいたことを感謝したい」とあいさつした。

 横浜DeNAは11年オフに親会社がTBSホールディングスからディー・エヌ・エー(DeNA)に代わり、12年シーズンから本格的に始動。新球団となって以降の4年間も2度最下位になるなど、10年連続で4位以下に低迷していたが、球団史上初の外国人監督となるラミレス監督の下で、主将の筒香嘉智外野手(24)らを中心に粘り強く戦ってきた。

 チームは10月8日開幕のCSファーストステージで巨人と対戦する。

 また、初のCS進出を懸けた19日の試合には2万7001人の観客が詰め掛け、今季の主催試合の観客動員が前身の大洋ホエールズ時代を含めて球団史上最多となる188万2257人になった。これまでの最多は日本シリーズを制した1998年の185万7千人。

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