地域の魅力を発信 かわさき産業親善大使に新たに5人1グループ

 川崎商工会議所は、川崎ゆかりの著名人らが地域の魅力をPRする「かわさき産業親善大使」にプロビーチバレー選手の坂口佳穗さん(20)、俳優5人によるボーイズレビューユニット「10carats(テンカラット)」など5人1グループを新たに任命した。それぞれボランティアで川崎の産業や観光の魅力をPRしていく。

 任命されたのは他に、プロビーチバレー選手の村上斉さん(27)、藤井桜子さん(25)、鈴木悠佳子さん(28)、プロビーチサッカー選手の後藤崇介さん(31)。後藤さんは日本代表のエースストライカーで昨年のワールドカップ(W杯)では最多得点の4ゴールを挙げている。

 ビーチバレー選手の4人はいずれも川崎マリエンのコートを中心に活動しており、坂口さんは「ビーチバレーを通して川崎の魅力を多くの方に伝えていきたい」と抱負を語る。10caratsのキャプテン、浦野祥鷹さんは「来年からは新百合ケ丘で年4回、定期公演を行う。ゴージャスな衣装と羽をつけたレビューという文化を川崎の文化にし、世界に発信していきたい」と話している。

 川崎駅東口の複合商業施設「ラ チッタデッラ」の中央噴水広場で12日夕に行われた任命式で、同商議所の猪熊俊夫副会頭からたすきをかけられ、商店街を練り歩きアピールしていた。

 同大使は同商議所が2011年に創設。任命された川崎出身者やゆかりのあるスポーツ選手や著名人らが、国内外でのイベントや大会、自身のブログ、ツイッターなどで川崎の名産品や観光、産業といった地域情報を発信する取り組み。俳優の風間トオルさんや川崎麻世さん、神崎順さん、ご当地アイドルの「川崎純情小町☆」など15人1グループが選ばれていた。

 

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