民進党の蓮舫新執行部が発足し、県選出では江田憲司衆院議員(8区)が代表代行に留任した。笠浩史衆院議員(9区)が国会対策委員長代理、牧山弘恵参院議員(神奈川選挙区)が国際局長に就任した。
江田氏は21日の両院議員総会で「微力だが一生懸命、蓮舫代表を支える」と決意表明。「年長でもあり、耳の痛いことを申し上げるのも役回り」と告げると、蓮舫代表は「お願いします」と頭を下げた。
江田氏は党の現状について、旧民主党政権のイメージを引きずり「頭を下げても、何を言っても国民に伝わらず、政権交代の道は大変厳しい」と指摘。「綱領、基本政策で掲げたことを一つ一つ実現し、国会論戦を通じて具体的に国民に提示していくことでしか、浮上の道はない」と説いた。
旧民主党時代から国対経験が豊富な笠氏は、26日召集の臨時国会を控え「対案路線をしっかり打ち出し、党の存在感を示せるよう陣頭に立つ」と語った。「国民の立場で政権をチェックし、問題点を明らかにするのが役割。野党は少数なので、協力関係づくりも不可欠」と今後を見据えた。
牧山氏は「政権交代を目指す上で、海外の政党との関係づくりは重要。民進党の考えを正確に国際社会に発信する役割にも力を入れたい」と話した。