横浜市が院長らから聞き取り調査へ 横浜点滴殺人

 横浜市神奈川区の大口病院で点滴に界面活性剤が混入され入院患者が殺害された事件で、市は近く院長ら病院関係者から聞き取り調査を行う方針を固めた。市などによると、10月中旬から下旬ごろに臨時の立ち入り検査を行うとみられる。

 市は入院患者2人が相次いで死亡したことを重くみて、点滴の管理状況や人員体制などを調べた上で、臨時の立ち入り検査を行うべきか判断する。

 また7月以降、病院内のトラブルに関するメールが複数寄せられていたが、それらの対応が適切だったかどうかを第三者を交えて検証する。

 市は「病院スタッフの飲み物に漂白剤と思われるものが混入し、飲んでしまって唇がただれた」とのメールを8月中旬に受信。今月2日の定期立ち入り検査で病院に再発防止の徹底を口頭で指導していた。

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