「人生懸ける魅力ある」 リオ代表の長谷川が母校で報告会

 リオデジャネイロ五輪陸上三段跳び代表で、桐蔭学園高出身の長谷川大悟(日立ICT)が28日、横浜市青葉区の同校を訪れ、中高生や桐蔭横浜大の陸上部員ら約50人を前に「人生を懸けるだけの魅力がある大会。閉会式は特別だったし、もう一度五輪に出たいという思いが強まった」と4年後の飛躍を誓った。

 選手村での生活も紹介しながら大舞台での戦いを報告。16メートル88の自己ベストに及ばぬ16メートル17で予選敗退に終わり「自己ベストに近い記録が出てれば決勝を戦えたと思うと悔しいが、初めての出場で慣れない環境の中、16メートル台を跳べたのは収穫」と振り返った。

 後輩たちに、試合に臨む気持ちの持ちようや記録を伸ばすための練習法なども助言。「やってきたことを信じ、困ったときは思い切り走って前に跳ぶだけと単純に捉えることも必要」などと説き、「この中の一人でも多くの選手と一緒に東京五輪に出られたら」とエールを送った。

 全国高校総体男子走り幅跳び3位で、岩手国体にも出場する小田大雅(3年)は「五輪で活躍する姿はかっこよかった。4年後は一緒に出たい」と目を輝かせていた。

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