戦艦「大和」に“乗船” 横須賀、仮想現実技術を使った体験コーナー

 バーチャルリアリティー(仮想現実)の技術を使って、旧日本海軍の戦艦「大和」に乗った気分を楽しむ体験コーナーが、記念艦三笠(横須賀市稲岡町)の艦内に設置されている。13日まで。

 専用のゴーグルとヘッドホンを付けて約3分間のコンピューターグラフィックス(CG)映像をパソコンで視聴。大和艦内で乗組員から敬礼を受けたり、射撃訓練を見学したりする内容で、360度に広がる映像を楽しめる。

 大和のバーチャルリアリティーは、旧海軍の資料や元乗組員から聞いた話をもとに、神田技研(東京都)が開発。12月のソフト発売を前に、海軍ゆかりの横須賀で体験イベントを行っている。

 同社は「ゴーグルとヘッドホンをかぶるだけで、別世界になる。CGになじみがない年配の人にも楽しんでほしい」と話している。

 午前9時から午後4時半まで、体験料金は300円(別途、記念艦三笠の観覧料600円が必要)。

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