川崎駅に近い繁華街で色づいたイチョウ並木のギンナンを、川崎市川崎区が19日、富士見公園(同区富士見)の収穫感謝祭で無料配布する。秋の風物詩として定着した景観から、「市役所通りのぎんなん」と名付けた。
同駅前から約500メートル続く市役所通り両側にはイチョウ並木が広がり、2012年に「区の木」に制定。季節感が好評だが、独特の臭いがあり市民からは早めの片付けを求められている。
同区は道路掃除を行う一方で、「都会の真ん中でも地元の秋の味覚を味わえる」と10月、4本の木から採取したギンナンの皮を取り除き、天日干しにするなど下処理。100グラムずつ袋詰めにした。
収穫感謝祭では午前10時から正午まで、公園内の「はぐくみの里」で200袋を配布する予定。緑化基金への寄付も受け付ける。