横高3年生グラウンドに別れ 藤平「学んだことプロで生かす」

 神奈川代表として今夏、甲子園に出場した横浜高校の3年生のお別れ会が27日、長浜グラウンド(横浜市金沢区)で行われ、平田徹監督(33)を交えた紅白戦で選手らは3年間最後のプレーを楽しんだ。

  3年生一人一人の別れの言葉では、前主将の公家響さんが「ここで出会えた仲間は本当に宝」とあいさつ。楽天ゴールデンイーグルスに入団が決まった藤平尚真さんは「横浜高で学んだことをプロで生かす」と決意を語った。

 在校生で現主将の福永奨さんは「3年生のおかげで今の自分たちがある。全員で団結し、2年連続で甲子園に行けるよう頑張っていく」と誓った。

 平田監督は「甲子園に出場させてくれてありがとう。ユニホームを着させてあげられなかった選手諸君が夏の神奈川大会決勝後に私を胴上げしてくれたことは一生忘れない。これからは後輩に生きる教科書としてエールを送ってほしい」と感謝の気持ちを伝えた。

 昼食には父母会らが準備した特製カレー(約500食)が選手らに振る舞われ、3年生は思い出を胸に慣れ親しんだグラウンドを後にした。

© 株式会社神奈川新聞社