馬車道の魅力表現 写真や絵画、入賞作展示

 ハマの名所・馬車道周辺の魅力を表現する写真や絵画のコンクールが開かれ、入賞作品が29日までに決まった。モチーフの範囲は神奈川県横浜市中区の吉田橋から万国橋付近まで。今年で37回目を迎えた「馬車道を描く日曜画家展」には油彩画、水彩画など103点、35回目の「馬車道写真コンクール」には212点の作品が寄せられた。ともに馬車道商店街協同組合主催。

 絵画の金賞は、馬車道の路地をしゃれたタッチで描いた藤野健二さん(鶴見区)の「路地裏」。遠景にかすむビルなどを軽やかにとらえ、路地に立つ人物の浮き立つ様子も楽しい作品。写真は、馬車道まつりで明治時代の装いの一般参加者が休憩する姿をとらえた荒畑隆夫さん(旭区)の「小休止中であります」がグランプリに。2人の立ち姿や視線のユーモラスな瞬間を、上手に切り取った。

 入賞作品は12月3〜9日、馬車道・アートビル内の「馬車道アートギャラリー」で、午前10時から午後6時まで展示する。

 主な入賞者は次の通り(敬称略)。【日曜画家展】▽銀賞=齋藤千世子(緑区)▽銅賞=浜崎玲子(中区)、板岡功雄(神奈川区)、田中謙吉(港南区)▽佳作=監物行雄、大森洋太郎、元田太、安藤セツ子、田中實、熊谷幸男、荒木盛次、佐藤祥子、山本邦明、森恭司【馬車道写真コンクール】▽準グランプリ=平野君子(相模原市)、田中和夫(逗子市)▽入賞=宇田川敦、米倉辰雄、平野昌子、柳盛康、大谷正雄、乾ゆりゑ

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