障害の特性理解を 横須賀市がガイドブック作成

 4月の障害者差別解消法の施行などを受け、障害者への理解を深めてもらおうと、それぞれの障害の特性や配慮すべき事項をまとめたガイドブックを神奈川県横須賀市が作成した。

 ガイドブックはA4判で16ページ。視覚障害、肢体不自由、交通事故などで脳にダメージを受けたことで生じる「高次脳機能障害」など種類別に説明。聴覚障害のコーナーでは「補聴器や人工内耳を付けていても、普通に聞こえるとは限らない」「病院などでマスクをしたまま話されても、口の動きが見えないとわからない」など、具体的な事例を紹介している。

 市障害福祉課は「掲載されている内容が全ての人に当てはまるとは限らないが、基本的な事例として知ることで、障害について考える最初の一歩になれば」と話している。

 ガイドブックは、市役所や各行政センターなどで配布中。問い合わせは、同課電話046(822)9398。

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