元Jリーガーに懲役30年−「強姦、強固な犯意」地裁判決

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 1人暮らしの女性宅への侵入を繰り返し計8人に暴行したとして、強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた元プロサッカー選手の被告(27)=相模原市南区=の裁判員裁判で、横浜地裁は12日、求刑通り懲役30年の判決を言い渡した。

 判決理由で片山隆夫裁判長は、被告がオートロック式マンションの外壁をよじ登り無施錠の居室を探し出すなどしていた点を「強姦への強固な犯意が見て取れる」と指摘。7件の犯行が1年間に集中していることからも「態様は相当手慣れた悪質なもので、常習性は明らか。強い非難に値する」と述べた。

 その上で、被告の反省など情状面を最大限考慮しても「犯情は極めて悪く、有期刑の上限である懲役30年に処するのが相当」と量刑理由を説明した。

 判決によると、被告は2009年8月と14年3月から15年3月にかけて、相模原市や横浜市、埼玉県内で、20代と30代の8人の女性宅に侵入、女性らを殴ったり刃物を見せて脅したりしながら性的暴行を加えた。