鹿児島県知事と連携強化を確認 黒岩知事、霧島視察も

 黒岩祐治知事は11日まで2日間の日程で鹿児島県を訪れ、2018年の明治維新150年に向けた観光振興などについて三反園訓知事と意見を交わした。両県は「教育」「観光・文化」「産業」「防災」の4分野で交流している。

 三反園知事との懇談は鹿児島市内で行われた。明治維新の節目を控え、生麦事件(横浜市)や明治日本の産業革命遺産である仙巌園内の反射炉跡や尚古集成館(鹿児島市)など、両県が持つ歴史や施設を教育に生かす方策なども話し合った。

 黒岩知事は「神奈川には開港から始まる施設がたくさんある。修学旅行などを通じて交流を深めたい」と魅力をアピール。三反園知事も「150周年はオール鹿児島で盛り上げる。神奈川県とも一緒にイベントをやっていきたい」などと応じ、具体化に期待を寄せた。

 黒岩知事は滞在中、11年の霧島連山・新燃岳噴火の痕跡が残る場所も視察。霧島市の担当者から、関係機関の情報を登山者らに伝達した方法などの説明を受けた。

 

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