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東日本大震災の被災経験者を招いた防災講演会が18日、伊勢原市田中の市民文化会館で開かれた。津波で大きな被害を出した岩手県陸前高田市の中学校のPTA会長として避難所の運営などに携わった武蔵野美和さん(52)が講師を務めた。
武蔵野さんは「井戸端会議は重要な情報を得たり、いらいらの解消につながった。もっと活用してもいいのでは」と提言。一方で「炊き出しは女性の仕事で当然という雰囲気も。義援金は世帯単位で配布されたため、戸主の男性が義援金を独占し、妻や娘に行き渡らなかったこともあった」と振り返っていた。
消防団員や自治会長など地域防災に携わる人に防災意識を高めてもらおうと伊勢原市が開催し、約300人が参加した。