全バス停で停車再開 特急「あそ号・たかちほ号」

俵山トンネルルートの開通に伴い全バス停への停車が再開した特急バス「あそ号」

 宮崎交通と九州産交バス(熊本市)が共同で運行している延岡・高千穂-熊本線の特急バス「あそ号・たかちほ号」が26日、全バス停への停車を再開した。熊本地震で通行できなくなっていた俵山トンネルルートが24日に開通したため。

 「あそ号・たかちほ号」は俵山トンネルの崩落などで熊本県西原村と南阿蘇村とを結ぶ県道が不通となり、国道218号を迂回(うかい)するルートを取っていた。今回の開通により同県の山都、高森町、南阿蘇村にある「蘇陽総合支所前」「二瀬本入口」「高森中央」「久木野庁舎前」の停車が再開された。

 同バスは午前と午後に2往復運行。初日となった26日は午前7時半に延岡バスセンターから始発便が出発した。宮崎交通乗合部は「これまでお客さまに不便をかけてきた。これを機にバスをさらに利用していただければ」と話していた。

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