ラグビーW杯 公認キャンプ地に立候補

 長崎県は26日、2019年秋に日本で開かれるラグビーワールドカップ(W杯)の公認チームキャンプ地に選ばれるよう長崎、諫早、島原3市とそれぞれ共同で、大会を運営する組織委員会に申請したと発表した。来秋以降にキャンプ地になるかが決まる見込み。

 試合会場となる12都道府県に福岡、熊本、大分3県が入っており、長崎県スポーツ振興課は「選ばれる可能性はある。経済効果やラグビー振興につなげるため選定してほしい」としている。

 同課によると公認チームキャンプ地は、出場20チームが大会期間中に滞在する場。長崎、諫早、島原3市と練習場の環境などが基準に合うか協議し、受け入れ可能と判断した。3市それぞれが長崎県と連名で20日に申請した。

 今後は、日本ラグビーフットボール協会や経団連幹部らでつくる組織委が現地を審査し、来夏以降に候補地を選ぶ。その中から出場チームが現地視察し、来秋以降にキャンプ地が順次決まっていく見通し。

 同課の把握では、大分県の4市、岩手県の4市、北海道網走市、高知市なども誘致に名乗りを上げた。全体の申請状況は年明けに組織委が公表する見込み。昨年のW杯イングランド大会では、41カ所が選ばれた。

 一方、組織委が原則関与せず各チームが判断する事前キャンプ地では、長崎市がスコットランド代表から既に選ばれている。

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