弟分が先に日本一 ベイスターズジュニアが快挙

 一足先に日本一。

 県内の小学6年生の球児が選考された横浜DeNAベイスターズジュニアが昨年12月末に行われた「NPB12球団ジュニアトーナメント」で初優勝を果たし、チームの仕事始めの4日、快挙を報告した。

 ジュニアチームは県内から選手を募り、選抜メンバー18人が選ばれる。2005年から始まった12球団トーナメントでベイスターズは3位が最高だったが、今年初めて優勝を達成した。主将を務めた小形琉玖くん(川崎市川崎区)は、「キャプテンとしてできるだけ周りを見て声をかけることを心がけた結果」と振り返った。

 球団OBで、同チームを率いる鈴木尚典監督は「この優勝が1軍の日本一に勢いをつける形になれば」と喜んだ。背中を押された形のラミレス監督は「先に優勝されてしまい、我々も日本一にならねばといういいプレッシャーになる」とたたえていた。

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