家康からハムレットへ ダイエット中の内野聖陽が冷や汗

 横浜市出身の俳優・内野聖陽(48)が主演する舞台「ハムレット」の制作会見が10日、東京・芸術劇場で行われた。ウィリアム・シェークスピアが書き下ろした戯曲で、30人ほどの役者で展開されることが多い作品だが、今回は約半数の14人が務め、ほぼ全員が1人2役以上をこなす。ハムレット役の内野も同じで、「役者人生の中で、1番セリフが多く、(役が)抱えていることも多い。役者としては大きなチャレンジになる」と意欲を見せた。

 昨年、NHK大河ドラマ「真田丸」で徳川家康を演じる際、役作りのため体重を16キロ増やしたという内野。現在ダイエット中であることを明かすと、オーフェリア役の貫地谷しほり(31)から「何キロやせたんですか?」と突っ込まれ、「内緒、工事中だから」と苦笑い。

 演出家のジョン・ケアードは「ハムレットに登場するセリフの中で、外見について推察できるのは、母ガートルードが『あの子は太ってる』と話すところ」と説明。また、初演した俳優も「太っていた」と知らされると、「安心しました」と額に噴き出した汗をぬぐっていた。

 共演は國村隼、北村有起哉ら。舞台は東京芸術劇場・プレイハウスで4月9日から同月28日まで行われ、兵庫、高知、福岡、長野、愛知でも上演される。

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