県内3万6935人受験 大学入試センター試験始まる

 大学入試センター試験が14日、始まった。県内高校の卒業見込み者と卒業者を合わせた志願者数は、昨年より1072人多い3万6935人(男2万1621人、女1万5314人)。このうち川崎市や横浜市の一部地域に住む志願者は東京都内を試験会場とし、神奈川では25大学26会場で2万9928人が受験する。

 県内最多の4897人が集まる横浜国立大学(同市保土ケ谷区)の正門では、早朝から50人ほどの受験生が午前8時の開門を待った。降雪など悪天候に見舞われることも多いセンター試験だが、この日は明るい陽光が差す好天。みな一様に参考書などを広げ、最後の追い込みに励んだ。

 「教育学部に進み、将来は小学校の教師になりたい」と話すのは同市鶴見区に住む県立高校3年の女子生徒(18)。教授陣に魅力を感じる埼玉大学を志望しているという。受験勉強では周囲のアドバイスにも恵まれて「準備は万端です」。

 同市港南区の私立高校3年の男子生徒(18)も「われながらよく頑張った。体調を崩さないよう気をつけました」と笑顔を輝かせた。法学に興味を抱き「大学も就職先も、地元の横浜市内が希望です」と話した。

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