横浜初入港を歓迎 印の沿岸警備隊巡視船

 インド沿岸警備隊の巡視船「サマルトゥ」が17日、横浜港に初入港した。着岸した横浜海上防災基地(横浜市中区)では入港歓迎式典が行われ、海上保安庁音楽隊の演奏や船長への花束贈呈などが行われた。

 同警備隊の長官を海上保安庁本庁に招いて同日から開かれた長官級会合と連携訓練に合わせて寄港した。ヘリコプターの艦載能力を持つ大型巡視船で全長104メートル、幅13メートル。

 式典では第3管区海上保安本部(横浜)の多田浩人総務部長が「今回の寄港と連携訓練が日印両機関の関係発展に寄与し、日印両国の友好親善に貢献することを希望する」と歓迎。アナンド・プラカッシャ・バドラ船長は「連携訓練を通して捜索救助などの技術や知識を共有したい」とあいさつした。

 連携訓練は18、19日、横浜海上防災基地で機動防除隊などによる海洋汚染対応訓練や、潜水士による潜水訓練などが行われる。

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