神大シード権獲得 箱根駅伝報告会「来年は優勝」

 2、3日に行われた第93回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で5位に入り、12年ぶりのシード権を獲得した神奈川大の報告会が17日、横浜市神奈川区の同大横浜キャンパスで開かれ、集まった約300人の市民らがチームの大躍進をたたえた。

 7年連続48度目の本戦で前回大会の13位を大きく上回り、念願のシード権獲得を成し遂げた神奈川大。同大史上初となる2区での区間賞に輝いた主将の鈴木健吾(3年)は「多くの応援やサポートのおかげ」と感謝し、「来年は優勝しかない。(優勝した)青学大とは10分の差がある。またこれからチーム一丸となってやっていきたい」と気持ちを新たにした。

 大後栄治監督は「誇り高き蒼(あお)に向かえば、まさに強く求めよ。やがて緑に迫り、絡み獲れ」との2017年のチームスローガンを発表。3連覇を果たした青学大の緑色のユニホームを追って20年ぶりの総合優勝を目指す姿勢に、会場から大きな拍手が沸き起こっていた。

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