公園で不審火続く、浦賀署管内

 今年に入り浦賀署管内で、公園の遊具や路上の雑草などが燃える不審火が5件相次いでいる。13日には、数日前に不審火が起きた公園で、同じく燃えた衣類が発見された。同署は、同じグループによるいたずらの可能性があるとみて調べている。

 同署によると、7日夕から8日未明にかけて4件の不審火が発生。現場は、同市根岸町の公園2カ所、同市内川1丁目の路上、同市久里浜8丁目の漁協施設内で、半径約2・5キロのエリアに集中していた。

 13日に新たに起きた不審火は、同日午前2時ごろに公衆電話から「公園内で煙が出ている」という110番通報があり、駆けつけた署員が燃えた衣類を発見。7日の不審火と同じく、園内の水の抜けた人工池で見つかり、火は自然に消えたという。

 5件はいずれも火の気はない場所で発生。火は発見者らによって消し止められるなどして、けが人はいない。同署は、現場周辺でパトロールを強化している。

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