長野集団大麻:懲役1年求刑 自ら栽培「悪質」

 長野県の集落内で大麻を隠し持っていたとして住民が一斉摘発された事件で、大麻取締法違反の罪に問われた被告(43)=同県大町市=の初公判が26日、横浜地裁(国井恒志裁判官)であり、被告は「間違いございません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年を求刑、弁護側は執行猶予判決を求めて即日結審した。判決は2月23日。

 検察側は、被告が自宅近くの河川敷で大麻を栽培・収穫していたと明らかにした上で、「常習性や依存性は高く、犯情は悪質」と指摘した。弁護側は「反省しており寛大な判決を」と述べた。

 起訴状などによると、被告は昨年11月24日、自宅で大麻を所持していた、とされる。事件では22人が逮捕され、うち6人が横浜地裁に起訴された。

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