ホークス新助っ人ジェンセンが入団会見「しっかり日本の野球を勉強したい」

30日、ソフトバンクはカイル・ジェンセンの入団会見を行った。ジェンセンはアメリカ出身の28歳。身長190センチ、体重109キロの左投げ右打ちの内野手で、外野守備の経験もある。背番号は「27」。

ソフトバンク入団会見でのカイル・ジェンセンと工藤監督【写真:藤浦一都】

昨季メジャーデビューした28歳の大型内野手、「点を取るためにホームランや二塁打を」

 30日、ソフトバンクはカイル・ジェンセンの入団会見を行った。ジェンセンはアメリカ出身の28歳。身長190センチ、体重109キロの左投げ右打ちの内野手で、外野守備の経験もある。背番号は「27」。

 昨季、右の大砲不在に苦しんだソフトバンクにとって待望の助っ人だ。昨年は3Aで30本塁打を放ち、初のメジャー昇格。昇格したダイヤモンドバックスでも2本塁打を記録した。

「強い打球を打つことが信条。点を取るためにホームランや二塁打を打って、チームが勝つためにプレーしたい。これといった(目標とする具体的な)数字はないが、しっかりと日本の野球を勉強していきたい」

工藤監督もパンチ力に期待「パワーがあるなという体をしている」

 ホークスファンへのメッセージを求められると、シンプルに「Start Playing Baseball!!」とひと言。1日も早く日本でプレーしたいという気持ちにあふれているようだ。

 同席した工藤公康監督は、ジェンセンの第一印象について「いかにもパワーがあるなという体をしている」と笑顔を見せた。起用法については「外野も一塁もできると聞いているので、キャンプで守備力を確認したい。キャンプのA組で、まずはしっかりと慣れてくれることが一番」と語った。

 サファテ、バンデンハーク、スアレスといった実績のある外国人投手陣に加え、デスパイネの入団もほぼ確実視されている。1軍の外国人枠競争を勝ち抜くために、宮崎春季キャンプとオープン戦を通じてどこまでアピールできるのか。ジェンセンのジャパニーズ・ドリームへの挑戦に注目していきたい。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

© 株式会社Creative2