住友電工スチールワイヤー、ベトナムの海上橋梁へPC鋼材を大規模納入

建設中のラックフェン橋

住友電工スチールワイヤー(本社・兵庫県伊丹市、社長・鳥井博康氏)は30日、ベトナム・ハイフォン市に建設中のラックフェン橋に、ポリエチレン被覆内部充てん型エポキシ樹脂被覆PCより線(PE被覆ECFストランド)を納入したと発表。昨年12月までに約1200トン納入を完了しており、海外での大規模な適用は今回が初めて。

ラックフェン橋はラックフェン国際港へのアクセス道路・橋梁として建設中。橋梁区間は5・4キロメートルを超え、ベトナムで最長の海上橋梁となる。17年5月に完成予定。PE被覆ECFストランドは、PE樹脂とエポキシ樹脂の二重被覆で高い耐食性と堅牢性が特徴。架設現場でのポリエチレン管接続などが不要となるため、工期短縮と省力化につながる。

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