新日鉄住金・和歌山製鉄所の中径シームレス鋼管、累計圧延1000万トン達成

新日鉄住金は30日、和歌山製鉄所(和歌山市)の中径シームレス(継目無)鋼管の累計圧延量が今月6日に1千万トンに到達したと発表した。中径製管工場が1997年2月に稼働して以来、約20年で達成した。

和歌山の中径製管工場で製造する継目無鋼管は主に油井管、ラインパイプなどのエネルギー分野で使われる。

同工場には自社開発の高交叉穿孔技術を導入しており、高合金を含む多様な品種の製造できる強みを持つ。製鋼工場の丸ビレット連続鋳造機や熱処理設備との直結配置を実現するなど生産効率にも優れている。

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