昨季、ヤンキースで衝撃的なデビューを飾ったゲイリー・サンチェス捕手が、ドミニカ共和国代表での第4回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）出場を見送るとMLB公式サイトが報じた。
昨季衝撃デビューの24歳、レギュラーでのシーズンへ「もっと準備する必要がある」
昨季、ヤンキースで衝撃的なデビューを飾ったゲイリー・サンチェス捕手が、ドミニカ共和国代表での第4回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）出場を見送るとMLB公式サイトが報じた。
サンチェスは7日（日本時間8日）に取材に応じ、ヤンキースでの役割に集中するため、WBC欠場という決断を下したことを明かしたという。記事では「サンチェスはヤンキースの誰からもWBCを辞退するようには言われなかったと語った」として、本人のコメントを紹介している。
「難しい決断だったが、WBCには参加しないことを決めた。メジャーは2か月しか経験していなかったが、とてもうまくいったと思っている。しかし、初めて年間通じてキャッチャーを務めるにあたって、もっと準備をする必要があると感じている」
野手だけでなく投手にもスター選手を揃えるドミニカ
24歳のサンチェスは昨年8月からヤンキースの正捕手に定着。53試合出場で打率.299、20本塁打、42打点と活躍し、ほぼシーズン後半のみの出場ながら新人王投票で2位に入った。ヤンキースはオフにブライアン・マッキャン捕手をトレードでアストロズに放出。サンチェスは今季、チームの中心選手の一人として期待されている。
前回大会優勝のドミニカ共和国は、外野にネルソン・クルーズ（マリナーズ）、スターリン・マルテ（パイレーツ）、グレガー・ポランコ（パイレーツ）、マルセル・オズナ（マーリンズ）、ホセ・バティスタ（ブルージェイズ）ら、内野にはロビンソン・カノ（マリナーズ）、マニー・マチャド（オリオールズ）、エイドリアン・ベルトレ（レンジャーズ）、ホセ・レイエス（メッツ）、ハンリー・ラミレス（レッドソックス）らスター選手を集めた。
さらに、先発投手としてジョニー・クエト（ジャイアンツ）、カルロス・マルティネス（カージナルス）、エディソン・ボルケス（マーリンズ）、アレックス・レイエス（カージナルス）も招集。救援にデリン・ベタンセス（ヤンキース）、アレックス・コロメ（レイズ）も揃え、今大会も優勝候補最有力と見られている。レギュラー捕手を務めると見られていたサンチェスが不在となり、どのような影響が出るだろうか。
