横浜市の全動物園で鳥類展示中止 鳥インフル受け

 横浜市は9日から、市立動物園全園で鳥類の展示を見合わせると発表した。7日に東京都内で野鳥への鳥インフルエンザ感染が確認されたのを受け、対策を強化する。期間は「当面の間」としている。

 鳥類の展示を見合わせるのは、よこはま動物園ズーラシア(旭区)、金沢動物園(金沢区)、野毛山動物園(西区)、野毛山分園の万騎が原ちびっこ動物園(旭区)。

 昨年12月から各園で鳥類と直接ふれあうコーナーでの展示見合わせや入退園時の靴底や車両の消毒、干支(えと)イベントなどでの鳥類使用中止などを行ってきたが、感染防止策をさらに進めることにした。昨年3月末時点で全園合わせて84種748羽が飼育されている。

© 株式会社神奈川新聞社