WBC「3強」はドミニカ、米国、ベネズエラ 米メディアの各国予想スタメンは?

3月に開幕する第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の各国代表最終メンバーが8日(日本時間9日)に発表された。米国、中南米諸国にメジャーリーガーが集結。2大会ぶりの世界一を目指す日本代表「侍ジャパン」にとっては、強敵ぞろいの大会となる。

マリナーズのロビンソン・カノ【写真:Getty Images】

ESPNの予想スタメンが強烈すぎる? 優勝候補筆頭のドミニカは…

 3月に開幕する第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の各国代表最終メンバーが8日(日本時間9日)に発表された。米国、中南米諸国にメジャーリーガーが集結。2大会ぶりの世界一を目指す日本代表「侍ジャパン」にとっては、強敵ぞろいの大会となる。

 米ケーブル局「ESPN」では、今大会の実力トップ3と位置づけたドミニカ共和国、米国、ベネズエラの予想スタメンを掲載。スター選手揃いの強烈な陣容となっている。

 まずは、前回大会覇者のドミニカ共和国。今回も優勝候補筆頭と見られており、まさに「スター軍団」といえるメンバー構成だ。ESPNの予想スタメンは以下の通り。

【ドミニカ共和国の予想スタメン】
1(中)スターリン・マルテ(パイレーツ)
2(遊)マニー・マチャド(オリオールズ)
3(二)ロビンソン・カノ(マリナーズ)
4(三)エイドリアン・ベルトレ(レンジャーズ)
5(DH)ネルソン・クルーズ(マリナーズ)
6(右)ホセ・バティスタ(ブルージェイズ)
7(一)ハンリー・ラミレス(レッドソックス)
8(捕)ウェリントン・カスティーヨ(オリオールズ)
9(左)グレゴリー・ポランコ(パイレーツ)

 打撃、守備ともにハイレベルな選手が揃った。これまでに打撃タイトルを獲得した選手も多く、破壊力抜群だ。投手陣も、先発のジョニー・クエト(ジャイアンツ)、カルロス・マルティネス(カージナルス)、救援のデリン・ベタンセス(ヤンキース)、アレックス・コロメ(レイズ)ら豪華な顔ぶれで、死角は少ない。

“2番手”米国も超強力メンバー

 そして、2番手の評価を受けているのは米国。悲願の世界一へ向けて、予想スタメンはどうなっているのか。

【米国の予想スタメン】
1(二)イアン・キンズラー(タイガース)
2(DH)ダニエル・マーフィー(ナショナルズ)
3(一)ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
4(三)ノーラン・アレナド(ロッキーズ)
5(右)ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)
6(捕)バスター・ポージー(ジャイアンツ)
7(左)クリスチャン・イエリッチ(マーリンズ)
8(中)アダム・ジョーンズ(オリオールズ)
9(遊)ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)

 ジョナサン・ルクロイ捕手(レンジャーズ)やマット・カーペンター内野手(カージナルス)、アンドリュー・マッカチェン外野手(パイレーツ)といった選手が控えに回るという予想。層の厚さはNO1だろう。投手陣も、クリス・アーチャー(レイズ)、マーカス・ストローマン(ブルージェイズ)の先発陣に、アンドリュー・ミラー(インディアンス)、デビッド・ロバートソン(ホワイトソックス)らの救援陣と投手陣も充実している。

 そして、同サイトで3番手と評価されているのがベネズエラ。過去の大会で上位進出はないが、毎回豪華メンバーを揃え、優勝候補の一角に名前が挙がっている。

ベネズエラも悲願の優勝へ強力布陣

【ベネズエラの予想スタメン】
1(左)オドゥベル・ヘレーラ(フィリーズ)
2(二)ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)
3(一)ミゲル・カブレラ(タイガース)
4(右)カルロス・ゴンザレス(ロッキーズ)
5(三)マーティン・プラド(マーリンズ)
6(DH)ビクター・マルティネス(タイガース)
7(中)エンダー・インシアーテ(ブレーブス)
8(捕)サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
9(遊)アルシデス・エスコバー(ロイヤルズ)

 アルトゥーベ、カブレラらを中心に実力派が名を連ねる。ドミニカ共和国、米国代表にも引けを取らない打線と言えそうだ。また、投手陣では圧倒的な実績を残るマリナーズのエース右腕フェリックス・ヘルナンデスがメンバー入り。救援は、実績十分のフラシスコ・ロドリゲス(タイガース)がクローザーを務めることになりそうだ。

 ESPNでは、C組のドミニカ共和国、米国、D組のベネズエラを「3強」と位置づけているが、プエルトリコ(D組)、メキシコ(D組)、カナダ(C組)、オランダ(A組)なども侮れない。スター軍団同士の対決にも大きな注目が集まる。

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