〔強い冬型続く〕兵庫で24時間で90cmの降雪を観測 あすにかけて大雪や路面凍結による交通障害に警戒(2/11)

強い冬型の気圧配置が続いている影響で、あす12日にかけて西日本から東北地方の日本海側を中心に断続的に雪が降り、大雪となる所がある見込みです。大雪による交通障害や、東北・北陸地方では暴風雪や高波にも警戒が必要です。

北日本や東日本の上空には強い寒気が流れ込んでおり、日本付近は強い冬型の気圧配置となっています。この冬型の気圧配置はあす12日にかけて続く見込みです。また秋田沖に発達した低気圧があり、東南東に進んでいて、きょう11日の日中に東北地方を通過した後、今夜には日本の東に進む見込みです。
現在、西日本の日本海側や北陸地方を中心に大雪となっており、24時間の降雪量が90cmを超えた地点もあります。気象庁では大雪や路面凍結による交通障害に警戒、なだれや落雪、電線や樹木の着雪に注意するよう呼びかけています。

■気象概況
【24時間降雪量】(11日05:00)
・兵庫県  兎和野高原 90cm
・福井県  小浜    82cm
・鳥取県  鳥取    72cm
・兵庫県  豊岡    66cm
・兵庫県  香住    60cm

■今後の予想
【降雪量】
(11日06:00~12日06:00/多い所)
・70cm  北陸地方、中国地方
・60cm  東北地方、近畿地方
・50cm  関東甲信地方、東海地方
・15cm  四国地方
・10cm  九州北部地方

発達した低気圧や強い冬型の気圧配置の影響で、東北地方や北陸地方では海上を中心に非常に強い風が吹き、海が大しけとなっているところがあります。きょう昼過ぎにかけても非常に強い風が吹き、雪を伴ってふぶくところがある予想です。暴風や高波、ふぶきによる交通障害に警戒が必要です。

【最大瞬間風速】(11日)
・35m/s  北陸地方
・30m/s  東北地方、四国地方

【波】(11日)
・6m  東北地方、北陸地方

東北地方ではきょう夕方にかけて、また北陸地方ではあす昼前にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、丈夫な建物内に移動するなど、安全確保に努めるようにしましょう。

■防災事項
・警戒:大雪や路面凍結・ふぶきによる交通障害、暴風雪、高波
・注意:なだれ、落雪、電線や樹木への着雪、落雷、竜巻などの激しい突風

※ビニールハウスやカーポート、老朽化している建築物などは倒壊のおそれがあるため、注意が必要。

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