自民党東京都連の下村博文会長（党幹事長代行）は１０日、小池百合子都知事の政治手法について「敵をつくる劇場型」と指摘。一方で「悪役の顔はしてないでしょ。けんかをしているわけでは決してない」などと述べ、“協調姿勢”をアピールしてみせた。
都議選を念頭に「小池新党」が話題を集める現状にも触れ、「いくら小池旋風が吹いていても、神様ではない。盲目的に付いていくのは適切ではない」とけん制。その上で「明日の東京のため、日本の発展のため、良しとするところは応援し、ただすところはただす」と、是々非々で臨む考えを示した。
一方、世耕弘成経済産業相はトランプ米大統領が自動車貿易の不均衡をやり玉に挙げている点に言及し、「日本の自動車会社はアメリカの雇用に貢献している。トランプさんもしっかり話せば分かってくれる」と強調、日米首脳会談の行方に期待を寄せた。
両氏は小田原市で開かれた井上義行参院議員（比例代表）の新春のつどいであいさつした。
