会釈で心通じる 江頭さんが講演

 川崎市ふれあい館初代館長で21世紀川崎教育フォーラム代表の江頭秀夫さんの講演会「誰にでもできる『会釈と言葉かけ』」が12日、同市中原区のエポックなかはらで開かれ、約200人が参加した。「ふるさと川崎まちづくり運動」(斎藤文夫会長)の主催。

 江頭さんは「会釈は、物心がつく前から、親がするのを見て自然に身に付くもの」と前置きし、「会釈から会話が始まり、心が通じる。こうした自然な動作から心豊かな地域社会ができる」と強調。「子どもは、親の後ろ姿を見ている」とし、教育に長年携わってきた経験などから「青少年の育成には、何かあったら、見て見ぬふりをするのではなく、声を掛けることが大切」と訴えていた。

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