〔西之島〕火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められず 火口周辺警報解除

気象庁は、2013年から活発な噴火活動が続いていた小笠原諸島の西之島について、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなったとして、14日18:00、火口周辺警報を解除しました。
西之島では、2013年11月20日に噴煙が初めて確認され、その後の観測で西之島の沖合に新島が出現し、噴火していることが確認されました。これ以降もこの新島からの活発な噴火活動が継続し、火口から流出した溶岩で島は拡大、元の西之島をほぼ埋め尽くす形となりました。
その後、2015年11月17日を最後に噴火は観測されず、地表面温度は低下、噴気および地震活動は低調となり、地殻変動も緩やかになるなど活動が低下した状態が継続していました。
なお、火口周辺では依然として高温部が点在しており、火口内では規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性があるとして、気象庁は引き続き注意を呼びかけています。

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