研究者が極地写す一枚 海洋機構が100点横浜で展示

 横浜市金沢区の海洋研究開発機構(JAMSTEC)横浜研究所で、写真展「研究者からの一枚」が開かれている。極地などで研究者が撮影した貴重な写真が並ぶ。3月31日まで。

 小さなものを含め、展示は100点を超える。普段は見られない光景ばかりだ。北極海の観測調査時に海洋地球研究船「みらい」の船上で、オーロラや上空の気圧、湿度などを計測する気球を放つ作業。凍土の地表が溶けて夏にだけ現れる草が紅葉するアラスカで、気象観測計器のデータを回収し、バッテリーを交換する様子。北極海の渦のシミュレーション画像もある。

 担当者は「雄大な風景写真や極地で働く研究者の姿を見て、JAMSTECの取り組みや地球環境への関心を持ってほしい」と話している。

 入場無料。土日・祝日は休み(毎月第3土曜を除く)。問い合わせは、同研究所電話045(778)5318。

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