新日鉄住金ソリューションズ、ロボットアームを仮想空間で遠隔操作システム開発

新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)は27日、NTTドコモと共同で、仮想空間での操作により遠隔地のロボットアームをリアルタイムで操縦できるシステムを開発したと発表した。

ロボットアームに設置したカメラで作業現場の映像を360度の視点で取得し、これを3次元のVR(仮想現実)に転換して遠隔地の人間のヘッドマウントディスプレイに表示する。ドコモが2020年の商用化を目指す次世代携帯通信網「5G」と、NSSOLが得意とするAR(拡張現実)などの技術を組み合わせて開発した。スペインで開催中の展示会でドコモが最先端研究として紹介した。

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