JFEエンジ、東電グループ会社と共同事業 半年後めどに4分野で具体化

JFEエンジニアリング(社長・狩野久宣氏)は先月28日、東京電力グループで燃料・火力発電事業を展開する東京電力フュエル&パワーと共同事業実施に向けた基本合意書を同日締結したと発表した。廃棄物処理・リサイクル、下水汚泥の燃料化、バイオマス発電、自治体などに対するインフラサービスの4分野で半年後をめどに具体的な共同事業化を目指す。

4分野におけるJFEエンジの15年度売上高は、施設の運転管理・維持管理(O&M)などを含め約2千億円で、全体の売上高の約5割を占める。今回のアライアンスでJFEエンジの保有する環境・エネルギープラント建設やO&M、自治体保有インフラの運営といったノウハウと東電FPがこれまで培った発電所運営やO&Mのノウハウ、燃料調達・取り扱い、設備計画などのノウハウを融合させる。4分野について期間1年のワーキンググループを立ち上げ対応していくが、半年をめどに具体化させていく方針。

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