「向ケ丘遊園−たまプラーザ」本格運行へ 川崎市営バス

 小田急線向ケ丘遊園駅南口(神奈川県川崎市多摩区)と東急田園都市線たまプラーザ駅(横浜市青葉区)を結ぶ新規バス路線が4月1日から、本格運行される。昨年8月から半年間試行し、その後も継続運行しているが、川崎市交通局は「利用状況や利用者の満足度などを総合的に判断」し、決定した。

 運行概要は、現状と同じで新路線「た83」系統として、向ケ丘遊園駅から犬蔵小学校前などを経由してたまプラーザ駅に至る延長約6・3キロ。市交通局と東急バスが平日8往復(午前11時〜午後3時台)、土休日12往復(午前10時〜午後6時台)を運行する。

 利用者からは「便利になった」「行動範囲が広がった」などの声が寄せられ、市交通局は「試行期間中は採算ラインの1便平均27人より少ない23人だったが、今後、利用増加も見込まれる」としている。◆既存路線の延伸も 川崎市交通局は3月26日から、市バス「登05」(登戸駅−菅生車庫)系統を延伸し、宮前区役所まで運行する。同区の五所塚や平、初山地区から同区役所に行く場合、これまで直通の市バス路線はなく乗り換える必要があった。

 宮前区役所前行きは、宮前平駅も経由する。運行は、開庁時間帯を原則に平日6往復、土休日3往復。

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