愛知県内で2月20日から3月1日までの10日間に10人が交通事故で死亡したことを受け、愛知県知事は2日、今年初となる「交通死亡事故多発警報」を発令し、11日まで街頭活動や広報活動等の緊急対策を推進しています。
3月1日現在、愛知県内での2017年交通事故死者は32人と前年同期比同数、都道府県別では全国ワースト1位となっていて、うち高齢者が16人と5割を占めています。
なお、愛知県では昨年の交通事故による死者が212人にのぼり、2003年以降14年連続で全国ワースト1位、2012年以降5年連続で都道府県唯一の死者200人超継続となっています。交通死亡事故多発警報も全国最多の、2月・6月・9月・10月・11月の5回発令されました。
【愛知県内での2017年交通事故死者数】
・ 1月：12人(-9)
・ 2月：18人(+8)
・ 3月： 2人(+1：1日現在)
・1.87日に1人の割合
・都道府県別：総数1位 増減数20位 増減率20位 人口10万人比32位
・年間死者数：2016年212人 15年213人 14年204人 13年219人 12年235人 11年276人
※愛知県における「交通死亡事故多発警報」発令基準
・10日以内に交通事故による死者数が10人以上となったとき
・交通事故による死者数が全国ワースト1位で、ワースト2位との差が10人以上、かつ、前年の同時期と比較して増加数10人以上となったとき
